乾燥パスタを水に漬けてから茹でると、生パスタようにもちもちした食感でおいしい!とひそかに人気をあつめている話題の水漬けパスタ。
パスタを水に漬けることで水分を含み、食べたいときに簡単に茹で上がるため便利です。
今回、乾燥パスタを水に漬ける最適な時間や茹で時間の違いなどについて検証しました。
また、水に浸けたあとに冷凍保存する時短テクニックやおすすめレシピも紹介します!
水漬けの時間を極めれば、簡単に絶品パスタを作れるようになりますよ。
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パスタを水に漬ける時間と茹で時間の結果
今回使用したパスタは太さ1.7mm、8分茹で、テフロンタイプの乾燥パスタ。
(テフロンタイプ=表面がつるっとしてるパスタ)
乾燥パスタが入る大きさの容器に、パスタがしっかりつかる量の水を入れるだけ。もし長い容器がない場合は、パスタを半分に折って入れると良いです。
水に漬けた時間は1時間〜4時間と、一晩(12時間)。一晩漬け以外の結果一覧は以下のとおり。
水に漬ける時間と茹で時間の目安は以下のとおり。
水に漬ける時間 | 茹で時間 |
---|---|
4時間 | 1分 |
3時間 | 1分半 |
2時間 | 2分半 |
1.5時間 | 4分半 |
1時間 | 5分半 |
どれもおいしく食べられ、もちっとした食感を得ることができました。ただ4時間漬けたものについては、アルデンテ特有の芯の残った感はなかったように思います。
水に漬けすぎるとどうなる?
続いて一晩(12時間)水に漬けたのがこちら。容器は100円均一のSeriaで購入したもの。
つけすぎたか?と思いきや、見た目も茹で時間も茹であがりの食感も、4時間のものとほぼ変わらないという結果に。
タイミング的に4時間計るのが難しいという人は、寝る前や仕事に行く前の朝に水に浸けておくというのもアリ。
とは言え、丸一日や二日など漬けてしまうのはさすがに麺が水分を吸いすぎてしまったり、腐る可能性もあるため一晩(半日)までが限度な気はします。
水漬けパスタを失敗した!原因は?
もし水漬けパスタに失敗したというのであれば、いくつかの原因が考えられます。
- 水ではなくお湯に漬けた
- 細い麺で長時間漬けた
- 茹でずにソースと絡めて調理した
などが考えられます。
ちなみに私は水漬けパスタでワンペンペペロンチーノを作ったことがありますが、失敗気味でした。
ワンパンでペペロンチーノを作ったのも初めてだった上に、水漬けパスタで挑戦したものだから、焼きそばのような感じに。
別鍋で茹でてからペペロンチーノを作っていれば、もっとおいしく作れたと思います。
見た目柔らかくなってるからそのままフライパンに入れても大丈夫だろう!という考えは、失敗の原因になりますね。
なお、水に浸ける際にパスタに巻き付いてるテープをそのままにすると、失敗します。
失敗例です
— 家族のための男飯🐒もんきち (@fujimon_kitchen) March 23, 2023
水漬けパスタはテープをはずして水に浸けないとテープ部分が水に浸かりません
なお”水漬け”と打ってますが本来の意味を考えると”水浸け”です pic.twitter.com/pM34xg5D1o
水漬けパスタはレンジで加熱できるのか?
通常のパスタはレンジ加熱で茹でることができます。
ゆえに、水漬けパスタも同じようにレンジ加熱ができると考えるのが自然です。
ただ、加熱時間については検証していないため、今後の検証結果をおまちください。
なお、水に漬けていない状態だと、袋の表記プラス2分加熱といった感じなので、2時間水に漬けたパスタであれば4分半〜5分ほどレンジ加熱すればいいのではないかと推測しています。
どなたか検証された人いたらコメントかDMください。
【結論】水漬けパスタの時間は何時間が最適?
水漬けパスタの最適な漬け時間と茹で時間については以下のとおりとなりました。
- アルデンテ感も残したいなら2時間漬け
- こだわらないなら前日の夜から水に漬けておいても問題なし
2時間の水漬けを推奨した理由
1.5時間漬けでも美味しかったのですが、茹で時間に4分半かかるということ。
追加30分漬けておくだけで茹で時間が2分半で済むので、「時短につながる」という差で、2時間漬けの勝ちとしました。
水漬けパスタと相性のいいパスタソースレシピは?
水漬けパスタはまるで生パスタのようにもちもちした食感が特徴。
つまり、生パスタに合うソースとは相性が良いです。
ボロネーゼやカルボナーラ、トマトソースなどもいいでしょう。また、ナポリタンを作るのもおすすめです。
水漬けナポリタンのレシピは以下の記事にあります。
関連記事:水につける「水漬けパスタ」がバズる予感…!ナポリタンを作ってみた
もちろん、オイルベース、スープベース、さまざまなパスタレシピで美味しく食べられるので、色々ためしてみてください。
水漬けパスタは冷凍もできる
水に漬けたあとのパスタは冷凍もできます。ざるでしっかり水気をきって、少量のオリーブオイルをまぶして冷凍するのがコツ。
2時間、4時間、半日漬けのパスタでそれぞれ冷凍したのがこちら。
調理方法は沸騰したお湯に1%の塩を入れ、茹でるだけ。
ただし茹で時間は生の状態より短めで
- 2時間水に浸けたパスタ→ほぐれてから30秒
- 4時間、半日→ほぐれたらOK
といった感じでした。
今回試食で使ったのは、無印良品から出ている「粗挽き肉のボロネーゼ」
食べた感想を妻に聞いたところ・・・
真ん中(4時間漬け)が一番おいしいという結果に。
私も同感で、一番もっちり感がのこりつつ、普通のパスタとして違和感なく食べられたのが真ん中の4時間漬け。
次いで半日漬けのパスタ。少々ボソっとした感じはあるものの、何も言われなければ水漬けパスタとは気づかないです。
2時間漬けはアルデンテ感があるものの、少しコシが強い印象(茹で時間の問題もあるかも)
好みもあるので、4時間漬けでいまいちだと思った人は2時間漬けで作ってみるというのもいいかもしれません。
また、一晩浸けてもおいしく食べられたので、「細かく時間なんか計ってられない」という人は前日の夜に水漬けしておくという方法もいいでしょう。
水漬けパスタは状況や好みに合わせて使い分けよう
今回の検証で、水漬けパスタは実際作ってみるとおいしい+ストックもできるということがわかりました。
「水漬けパスタはまずい」「変わった作り方だから話題になっているだけ」という人もいるかもしれませんが、忙しい家庭や一人暮らしなど、料理に時間をかけたくない人にとっては気軽に調理ができて便利です。
また、水漬けパスタはもちっとした食感を楽しめるだけでなく、冷凍による時短調理も魅力のひとつ。
あらかじめ数人前を水に数時間〜半日(一晩)漬けておき、翌朝小分けして冷凍保存。
食べたい時にさっと茹でて、パスタソースと絡めれば10分…いや、5分もかからずに美味しいスパゲッティができます。
茹で時間が短いので、ガス代の節約にもつながります!
一人暮らしの冷凍ストックにも良いですし、ナポリタンはお弁当にも向いてます。
忙しくて料理に時間をかけたくない!でも、ちゃんと美味しい食事はしたい…そんなときには「水漬けパスタ」を試してみてはいかがでしょうか?
今回の検証が役に立った!と思ったらコメントやシェアなどいただけると幸いです。
関連記事:水につける「水漬けパスタ」がバズる予感…!ナポリタンを作ってみた
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