ワインに合うおつまみが欲しいけど、時間をかけてられない…今すぐ目の前にある白ワインを美味しく飲みたい!という時、ありますよね。(私です。)
今回は牡蠣を使って、サッと手軽に作れるおつまみをご紹介!小麦粉や片栗粉を使わないレシピなので、手間なく作れます!
TikTokで公開中の動画を、より詳しく解説したレシピです。ぜひ参考にしてください。また記事後半では、牡蠣に関する豆知識も紹介します。
牡蠣のバルサミコソテー■材料・分量
- 材料・分量(1〜2人前)
- ・牡蠣(加熱用) …………食べたいだけ
・オリーブオイル …………大さじ1
・オイスターソース ………小さじ1
・バルサミコ酢 ……………大さじ2
・バター …………………5g
牡蠣のバルサミコソテー■作り方
牡蠣を軽く洗う
牡蠣はパックから出したら、軽く塩水で洗う。
※ひだのところに汚れや砂が混じっていることがあります。
キッチンペーパーやきれいな布巾などで水気を切る。
牡蠣をソテーする
フライパンを強火で温め、オリーブオイルを大1程度入れる。
牡蠣を入れたら、しばらく強火のまま焼き付けるようにソテー。
焼き色を付けたい時はフライパンや材料を動かさないこと!
片面にしっかり焼き色がついたら、裏返してさっと火を通す。
味付けする
オイスターソース、バルサミコ酢を入れ、さっと絡める。
仕上げのバター
バターをいれてコクを出す。
盛り付けて完成!
お皿に盛り、完成!
お好みでブラックペッパーをかけても美味しいです!おつまみ感が増します。
牡蠣のバルサミコソテー■コツ・ポイント
牡蠣の調理は難しそう…と思われがちですが、以下のポイントを抑えてもらえれば、簡単に作れます!
・ソテーはとにかく強火でこんがり焼く!
・牡蠣は片面しっかり焼いたら、裏面はサッとでOK。火を通しすぎると、縮んで固くなります。
・牡蠣自体に海水の塩分がついているので、塩で味付けしなくても十分。
牡蠣についての豆知識
加熱用と生食用の違いは?牡蠣の旬は?汚れは何?どうしたら牡蠣にあたらない?などの豆知識を簡単にまとめました。
加熱用牡蠣と生食用の違い
スーパーに並ぶ牡蠣には「加熱用」と「生食用」の2種類あることが多いです。
保健所から指定された海域で獲れた牡蠣を生食用。それ以外の海域から獲れたものを加熱用牡蠣としています。どちらも鮮度は変わりません。
生食用の牡蠣を加熱して食べることもできますが、より味が濃くうまみのしっかりしている牡蠣を食べたいなら、加熱用の牡蠣がおすすめです。
生食用の牡蠣は滅菌するために約1日かけて洗浄・浄化します。そのため、菌や汚れと一緒に旨味が抜け落ちることも。一方、加熱用は浄化作業を行わないため、旨味がしっかり残った状態でスーパーに並びます。
牡蠣の旬は種類によって違う
牡蠣は「岩牡蠣」と「真牡蠣」があり、産地や旬も違います。
種類 | 旬 | 主な産地 |
---|---|---|
岩牡蠣 | 6月〜9月 | 日本海側に多い |
真牡蠣 | 10月〜4月 | 太平洋側に多い |
欧米では『Rのつかない月に牡蠣は食べるな』ということわざがあります。これは5月(May)、6月(June)、7月(July)、8月(August)が牡蠣の産卵期に入るため、味が落ちるためです。
食べると危険というわけではありません。
さて、ここで察しのいい人は、岩牡蠣の旬は6月〜9月ってなってるけど、Rのつかない月は美味しくないんじゃないの?と思うかもしれません。
実はそうではなく、6月〜9月の岩牡蠣はとても美味しいんです。
これには産卵のしかたの違いが影響しています。真牡蠣は夏前に一気に産卵するため、栄養が抜け落ちます。岩牡蠣は少しずつ産卵していくので、真牡蠣と比べて栄養素が急激に減ることがなく、美味しい牡蠣を味わうことができるのです。(参考:「岩牡蠣」の産地や時期をプロが解説! 旬の夏はプリップリの美味しさ/FOODIE)
岩牡蠣と真牡蠣の違い、勉強になります!
牡蠣を洗った時の黒い汚れは何?
加熱用の牡蠣を洗うと、水が真っ黒になりますよね。これって一体なに?と思うかもしれません。
牡蠣は普段プランクトンを食べて生きています。そして1日に約200リットル〜400リットルもの海水を体内に取り込み、濾過(ろか)します。
プランクトンを食べたり海水を濾過したりする際に残ったものが、あの黒い汚れです。
え〜!じゃあ黒い汚れがなくなるまでしっかり洗わないといけないじゃん!
安心してください。そこまで綺麗に洗わなくても、加熱することで殺菌できるから大丈夫です。しつこく洗いすぎると牡蠣の旨味まで逃げてしまうので要注意。
牡蠣に当たるのはなぜ?回避方法はある?
牡蠣が大好き!だけど牡蠣にあたるのが怖い…何度もお腹壊してるけど、それでも牡蠣が好きで食べちゃう。という人も多いと思います(私もです。)
牡蠣にあたる原因は主にノロウイルスや腸炎ビブリオによる食中毒です。生食用の牡蠣は出荷の前にしっかり洗浄・殺菌されますが、まれに体内に菌が残っている場合があります。それを食べると食中毒になり、腹痛や嘔吐を引き起こすことに。
加熱用の牡蠣の場合はしっかり中まで火を通さないと、殺菌しきれずに食中毒を引き起こすこともありますので、注意しましょう。
牡蠣の殻に菌が付着していることもあります。飲食店で生牡蠣を注文すると、殻付きのまま出てくることが多いと思いますが、殻をのせたお皿には他の食べ物は絶対におかないようにしましょう。
また、殻に直接口をつけて食べるのもやめたほうが無難です。牡蠣の身を端やフォークで取って食べ、殻が唇につかないよう、上を向いて汁を口の中に流し込むと良いです。
牡蠣のバルサミコソテー■まとめ
牡蠣のバルサミコソテーは白ワインによく合います!赤ワインなら、ライトボディのピノ・ノワールやマスカット・ベーリーAなどがおすすめです。
この時は最近我が家でブームのオレンジワインを合わせました。
今回は牡蠣をそのままソテーしましたが、余裕のある人は小麦粉や片栗粉をうすくはたいて焼いてみてください。粉でコーティングされることでよりジューシーさが残る仕上がりになります。
また、最後に入れる分量外のバルサミコ酢は入れなくてもいいですし、バターもなくても美味しく食べれます。オイスターソースがなければ塩や醤油、鶏ガラスープの素などで代用しても美味しいですよ。
仕上げにピンクペッパーなんかを散らすと、おしゃれ度がぐっとあがっておもてなしにもピッタリの一品です。
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