3/1(火)に放送された「家事ヤロウ」で、レンジでチンする冷やし中華を紹介していました。
どういう仕組みになっているかというと、
商品の中に氷も入っていて、そのままレンジでチンすると周りの具材や麺は解凍される。
しかし氷は溶けずに残るので、そのまま麺を冷やすことができるという驚きの内容。
氷はレンジでチンしても溶けないのだという。
知識がある人や化学に強い人であれば、なんの不思議でもないかもしれない。
しかし私を含め、知識がない人のために本記事でまとめておくとします。
電子レンジでものが温められる仕組み
電子レンジを使うとなぜ食材が温められるのか?それは「マイクロ波(電磁波)で水の分子を振動させて温度をあげているから」。
そもそも「熱」の正体が「分子の振動」で、温度が高いものほど、分子が激しく振動しているということ。
電子レンジでマイクロ波を食材に当てることで、食材に含まれる水分(水の分子)が振動し、結果温かくなる。ということか!
(昔、理科の実験でやったかな?覚えてない。。。)
では、なぜ氷は溶けないのか?水は温まるのに。
電子レンジで氷が溶けないのはなぜ?
電子レンジで氷が溶けない(溶けにくい)のは、なぜか。
そこで登場するのが「周波数」です。電子レンジで氷が溶けにくいのは「物質の分子が振動しやすい周波数の違い」に原因があります。
電子レンジで使う電磁波は周波数が2450MHz(1秒間に24億5千万回繰り返す波)で、この周波数は水に吸収されやすく、また水分子をよく振動させることができる。
引用元:電子レンジのしくみはどうなってるの?/コカネット
氷は水とは違って固体なので分子全体が固く結びついていて振動しやすい振動数が水の場合と違ってくる
引用元:Yahoo!知恵袋
上記を参考にすると、一般的に家庭で使われている電子レンジで氷が溶けないのは、分子が振動する周波数が異なるためだということがわかりました。
ニチレイの冷やし中華は化学を学べる冷凍食品
「料理は科学だ」という人もいれば「料理は物理だ」という人もいるわけですが、今回の内容的には「料理は化学だ」と言っていいのではないでしょうか。
料理に使う食材は温度変化や、加える調味料によって様々な形に変化します。空気に触れるだけで変化する食材も多くあります。
そうした”変化”や”なぜ?”の一例として、ニチレイの冷やし中華により一つ学べたのかなと思います。
ただただ「電子レンジでチンしても氷は溶けないんだ!すごいね!」で終わるのではなく、なんで溶けないんだろう?と、もう一歩踏み込んで考えてみるのも、面白いですね。
小学生くらいのお子さんがいたら、一緒に考えてみるのもいいですね!
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※アイキャッチ画像はニチレイ公式ページより転載
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