料理家・料理系インフルエンサーのもんきちです。
新生活で一人暮らしを始めたばかりの人や、料理初心者にとって「調味料は何を買えばいいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
実際、私がSNSで料理のライブ配信をしている際にも調味料について相談されることがしばしばあります。
そこで、これは買っておいたほうがいい!という優先度の高いものから、急いで買う必要はない調味料などを私なりの視点からまとめました。
少ない調味料で作れる簡単レシピも紹介しますので、参考にしてください。
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買っておくべき基本の調味料【優先度別】
優先度★★★は常備しておきたい調味料。★★はあったほうが何かと便利なものや作りたい料理に合わせて必要なもの。★はまあ急がなくても良いでしょうといった感じでわけてみました。
優先度★★★
- 塩
- コショウ
- 砂糖
- 醤油
- サラダ油
- バター
- めんつゆ
- ポン酢
- 顆粒だし
- マヨネーズ
- ケチャップ
塩やコショウはどんな料理にもよく登場する基本の調味料。コショウは白胡椒やブラックペッパーがありますが、個人的にはブラックペッパーがあると便利。
めんつゆはうどんやそばに使えるだけでなく、パスタや炊き込みご飯など、さまざまな料理に活用できます。私が出版した料理本『安食材なのに涙が出るほどおいしいごはん』では、めんつゆを使ったレシピがよく登場します。
食の好みでも優先度は変わってくると思いますが、そのままかけて使えるポン酢やケチャップ、マヨネーズはあったほうが何かと便利でしょう。
優先度★★
- 白だし
- ソース類
- オイスターソース
- 酢
- 味噌
- ごま油
- オリーブオイル
- 生姜チューブ
- ニンニクチューブ
- カレー粉
例えば酢や味噌は基本の調味料ではありますが、料理初心者がいそいで揃える必要はないかなというものです。もちろん、味噌汁を頻繁に飲む人であれば味噌の優先度は高くなるでしょう。酢に関しても、どんな料理にも使う調味料というわけではないため、ご自身の食の好みや愛用しているレシピ本に合わせて揃えてください。オイスターソースもしかりです。
ごま油やオリーブオイルについても同様で、どんな料理を作りたいかで優先度は変わってくるかと思います。中華料理が好きな場合はごま油は必須。パスタをよく作るという人はオリーブオイルは買っておきましょう。
また、生姜チューブやにんにくチューブは一本あると便利です。炒め物にちょっと入れたり、スープやうどんにも使えます。
優先度★
- 料理酒
- 料理用ワイン
- みりん
- ドレッシング類
- マーガリン
- スパイス類
- ハーブ類
- わさび
- からし
- ラー油
- 魚醤(ナンプラー)
- うまみ調味料
料理初心者であれば、正直なくてもどうにかなる調味料です(個人の意見です)。特にわさびやからしなど、頻繁に使わないのであれば優先度は低いでしょう。
料理酒やみりんは、本格的な料理を作りたいという人は買っておいたほうがいいと思います。和食の煮物や照り焼きのタレなどに使います。
サラダを日常的によく食べるならドレッシングはあったほうがいいでしょう。逆に、サラダを食べる頻度が少ない場合は、小袋になっているものをその都度買ったほうが賞味期限を気にしなくて良いと思います。
また後述しますが、調味料にも賞味期限があることは意識していただきたいポイントです。
ズボラ飯や手抜きごはんに必須級の調味料
- めんつゆ
- 白だし
- ポン酢
- 塩昆布
- 液味噌
- 顆粒和風だし
- 顆粒コンソメ
- 中華スープの素
- 焼肉のタレ
基本の調味料と重複する部分もありますが、自炊はしたいけど本格的な料理というよりはズボラ飯や手抜きごはんがほとんど……という人におすすめの調味料です。
「複数の調味料を組み合わせなくても、それ単体でしっかり味が決まる」というのを基準に選んでいます。
味噌は優先度低めに紹介しましたが、液味噌は一本あると便利です。お椀に液味噌を入れてお湯をそそげば、簡単に味噌汁が作れます。また、調味料として使うこともできるのでおすすめ。液味噌を使ったレシピはこちら↓
塩昆布も、キャベツやきゅうりと混ぜるだけで簡単な副菜ができますし、卵かけご飯にかけてもおいしいです。野菜炒めに入れるのもおすすめ。
コンソメや中華スープの素は、スープ系や煮込み系に重宝するので便利です。また、焼肉のタレは焼肉だけじゃなく、野菜炒めやその他さまざまな料理に使えます。
調味料を買う時の注意点
調味料には賞味期限があります。開封後は品質が悪化していきますので、賞味期限や保管方法などには気をつけてください。「煮物を作ったけどおいしくない……」と思ったら醤油が酸化していて賞味期限も切れていた…なんてことも。
賞味期限切れを起こさないために、使い切れる量を購入するようにしましょう。特に一人暮らしでは、1リットルの酢や醤油は不要です。「安いしお得だから」と大きめサイズを買ってしまうと、結果使い切れずに捨ててしまうことも。
本当に必要かどうか?をしっかり考えるのは大切です。
調味料の保管場所や保管方法(冷蔵庫?常温?)
醤油は開封後冷蔵庫で保存すべきなのをご存知ですか?意外と、常温に置いたままにしている人も多いのではないでしょうか。実際、私が出張シェフで友人宅に行った際など、本来冷蔵庫にしまわないといけないものが外に出ていることはよくあります。
調味料は開封後に冷蔵保存するものと、冷暗所に保存するものとあるというのを理解しておきましょう。保管場所や保管方法はパッケージ裏に書いてあることがほとんどです。
実は乾燥パセリなんかも、開封後は色や香りが落ちないよう冷蔵保存を推奨されているんですよ。
ちなみに、なんでもかんでも冷蔵庫にしまうのも良くないです。中でもオリーブオイルは冷蔵庫に入れると固まりますのでご注意を。
料理初心者必見!少ない調味料で簡単に作れるレシピ
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ここからは私の著書「安食材なのに涙が出るほどおいしいごはん」より、3品ご紹介します。どれも少ない調味料で簡単に作れるレシピなので、一度試してみてください。
それぞれ一人暮らしの人向けに、レシピ本に記載の量を1人前の分量に変えています。
きゅうりの白だし浅漬け
[材料](1人分)
- きゅうり……1本
- ニンニクチューブ……小さじ1/2
- 生姜チューブ……小さじ1/2
- 白だし……大さじ1/2
- ごま油……小さじ1/2
[作り方]
①きゅうりを食べやすい大きさにカットし、調味料と合わせて冷蔵庫で15分ほど寝かせる。
お好みでごまを振って召し上がれ。
ガツンとにんにくスタミナ丼
[材料](1人分)
- 豚バラ肉……150g
- 長ねぎ……5センチ
- ニンニク……1片
- ごま油……小さじ1
<タレ>
- めんつゆ……大さじ2
- にんにくチューブ……小さじ1/2
- 中華スープの素……小さじ1/2
[作り方]
①長ネギは1cm幅の斜めにカット。ニンニクは芽を取って薄切り。豚肉は食べやすい大きさに切っておく。タレの材料は混ぜておく。
②フライパンにごま油とニンニクを入れて中火にかけ、香りが出てきたら豚肉と長ねぎを炒める。肉の色が変わってきたらタレを入れ、全体を混ぜる。火が通れば完成。
お好みで生卵を落としても。
ねぎま鶏チャーシュー お弁当にもおすすめ!
[材料](1人分)
- 鶏もも肉……1枚
- 長ねぎ……鶏もも肉の幅に合わせて。
<タレ>
- めんつゆ……大さじ1
- ポン酢……大さじ1
- にんにくチューブ……小さじ1/2
[作り方]
①長ねぎは鶏もも肉の幅に合わせてカット。鶏もも肉は全体にフォークで穴を開ける(味を染み込みやすくするため)
②鶏肉にタレの材料を絡め、長ねぎを包むようにして巻いてつまようじで留める。
③耐熱皿に②をタレごと入れ、ふんわりラップして600W4分レンジでチン。いったん取り出したら上下を返し、再度600W3分レンジでチン。そのまま5分ほど余熱で置いておく。カットしてお皿に盛る。
【一人暮らしにもおすすめ】少ない調味料で作れるレシピ本
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私の初書籍となるレシピ本『安食材なのに涙が出るほどおいしいごはん』は、先ほど紹介した3つのレシピのように少ない調味料かつ少ない工程で、初心者にも作りやすいレシピとなっています。
しかも全84品が動画で手順を見ることができるため、まず映像で料理のイメージをしてから作り始められます。レシピ本に書き切れない細かなコツやポイントなども、動画で確認可能!
料理初心者だけでなく、ベテラン主婦の方にも「簡単な時短レシピが嬉しい」「わざわざ新しい調味料を買わずに作れるので助かる」など多くの高評価を得ています。
特に本記事の「一人暮らしで揃えたほうがいい調味料」といったテーマにおいて、いかに少ない調味料で簡単に作れるかが詰まったレシピ本となっておりますので、新生活を始めたばかりの方には非常におすすめしたい一冊です。
レシピ本はAmazonをはじめとしたネットショップや、全国の書店でお買い求めいただけます。
レシピ本についてもっと詳しく知りたい方は「レシピ本発売中「安食材なのに涙が出るほどおいしいごはん」」の記事をご覧ください。
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