ごはんを炊くときの塩分について考える

料理家・インフルエンサー「家族のための男飯🐒もんきち」です。

グリーンピースごはんや、たけのこごはん、鮭ごはんなど色々な炊き込みごはんがありますが、醤油やみりんを使わずにシンプルに塩で炊きたい!と思ったときに

「どれくらいの塩を入れればいいのだろう」と迷うこと、ありませんか?

炊飯器に水と塩を入れて、ちょっと味見してみて…としても炊き上がりにその味になるのか不安ですし、肉や魚などの生ものを混ぜてる場合は味見しづらいですよね。

先に答えを出しますが「2合に対して小さじ1」入れておけば間違いありません。これを覚えておけば、今後しお味のごはんを炊きたいと思ったときに迷わなくなるでしょう。

シンプルに塩だけで炊いた豆ごはんは色々なおかずにも合います(イメージ)

では、もう少し掘り下げて考えてみることにします。

料理好きな人であれば知っている「塩は重量の1%」という基準。

お肉やお魚の下味はもちろん、炒め物にも使える基準です。

例えば鶏もも肉250gを美味しく焼きたいと思ったら、1%の塩2.5gを鶏肉にすりこんでから焼くと、安定した塩分濃度でおいしく焼くことができます。

しかし1%の塩分濃度は、焼いたり煮たりするものに適正な基準で、ダイレクトに口に入れるスープや味噌汁などは0.8%くらいがちょうどいいです。

これをごはんに置き換えて考えてみましょう。

お米1合(180g)を炊くと、炊き上がり約330gになります。

2合であれば約660g。

0.8%の塩分濃度を計算すると、約5.3g≒小さじ1(5〜6g

となるわけです。

「2合に対して小さじ1」の理由がわかりましたね。

厳密に言えばサラサラした塩やしっとりした塩、ミルで引いたような粒の大きい塩など種類によって小さじ1のグラム数は多少変動するため、5〜6gとしています。)

何も入れなくても塩だけで炊いたごはんもおいしいのです。おにぎりにぴったり!(写真はイメージ)

あくまでもこの「ごはん2合に対して小さじ1」の塩分量は、薄すぎず濃すぎずの味のベースを決める量であって、合わせる具材やおかずなどによっても、感じるおいしさは変わってきます。

とりあえず失敗しない味付けの基準として覚えてください。

あとは自分の好みに微調整していけば良いのです。

このように、料理をレシピどおりに作るだけでなく、たまには「なぜこの分量なんだろう」と解剖していくと、新たな発見が生まれ、さまざまな料理に反映できるようになりますよ。

料理を始めたばかりの人はもちろん、普段からキッチンに立っている人も、改めて塩の分量について考えてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

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エコール辻東京・イタリア料理マスターカレッジ卒。「家庭料理のハードルを下げて笑顔を増やす」がモットー。冷蔵庫にある食材や調味料を使い、誰でも美味しく簡単に作れるレシピを発信。

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