【画像】火加減はこれでバッチリ!弱火、中火、強火をマスターしよう

火加減についてきちんと理解していますか?また、他の人に説明できますか?

実は理解していない人も多いはず。

「弱火」「中火」「強火」の基本について、本記事でマスターしましょう。

今まで強火だと思っていたものが、実は違った」となるかもしれません。

目次

火加減=鍋底にあたっている火の大きさ

火加減とは、鍋やフライパンの底に当たっている火の大きさで、それぞれ弱火・中火・強火とします。

したがって、同じ火力でも、鍋やフライパンの大きさで強火なのか中火なのか、弱火なのか変わってきます

火加減1.弱火

火加減1.弱火
弱火:フライパンの中心に火が集まっている程度

弱火は、フライパンの底中心に火が集まっている程度の火力

ソースや煮物などをコトコト煮るという時や、食材をゆっくり温めたい時には弱火を使います。

とろ火

とろ火は、弱火よりさらに弱い火で、今にも消えそうなぐらいの火力です。鍋底に火があたらない大きさで、使う場面は多くないでしょう。

一定の温度でゆっくり火を通したいものや、沸騰させたくない時などに使います。

弱火をとろ火と勘違いしていたという人は、これを機に火加減を覚えてください。

火加減2.中火

火加減2.中火
中火:真ん中より少し広めに火があたっている状態。

中火は鍋やフライパンの底の7割〜8割程度に火があたっている状態

料理の多くは中火を使います。

何かを焼いたり炒めたりする際に、レシピに特に何も書いてなければ中火を選んでください。

コトコト煮る時は弱火ですが、煮詰めたいときは中火を使います。

火加減3.強火

火加減3.強火
強火:鍋底めいっぱにに火が広がっている状態。

強火は、フライパンや鍋の底めいっぱいに火が広がっている状態の火力

基本的に強火を使う場面は多くありませんが、お湯やソース類を沸かす時、フライパンをしっかり加熱したい時、高火力でサッと炒めたい時などに使います。

が、火加減に慣れていない人の強火はあまりおすすめしません

お肉や野菜など「強火で焼く」とレシピに書いてあるからと、ずっと強火で焼いてると周りが焦げ焦げに…というのは料理初心者あるあるです。

なるべく中火を意識して調理すると、失敗が減ります。

火力MAX=強火ではない

下の写真を見比べてみて、どちらが強火かわかりますか?

火力MAX=強火ではない
フライパンの側面に火がはみだしている状態。これは火が強すぎ。
火力MAX=強火ではない②
フライパンの底全体に火があたっている状態。適正な強火。

写真は2枚とも、強火で紹介したフライパンより一回り小さいものを使っていて、一枚目の写真の火力は、「火加減3.強火」の写真で紹介した火力と同じです。

同じ火力で違う大きさのフライパンで火のあたり方が変わる。左は強火だが、右はフライパンから火がもれていて、強すぎる火加減に。

火力は同じ強火ですが、火はフライパンの側面にまで広がっていて、火が強すぎる状態です。

これは強火ではなく、強強火です。(本来そんな言い方はありません)

前述したように、火加減とは「鍋やフライパンの底に当たっている火の大きさ」なので、一回り小さいフライパンを使う時の強火は、2枚目の火加減が強火となります。

これを間違えると、小さめのフライパンで料理をした時に、弱火・中火・強火の加減がわからず、失敗してしまうということが起こり得ます。

正しい火加減を知って、料理の失敗を減らす

料理は火加減が大切です。レシピに強火で書いてあるからと、ずっと強火で調理していると気づいたら焦げてしまっていた…なんてこともあります。

火の扱いに慣れるまでは、まずは中火を意識するとよいでしょう

強火を使う時は、お湯を沸かす時や、最初にフライパンを加熱したい時だけにして、食材を入れたら中火に落として調理すると失敗は防げます。

料理にはさまざまな工程があり、全てをうまくコントロールできるようになるには相当時間を要します。

一つ一つ、失敗しないようにまずは本記事での火加減を頭に入れ、今後の料理に役立ててください。

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この記事を書いた人

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エコール辻東京・イタリア料理マスターカレッジ卒。「家庭料理のハードルを下げて笑顔を増やす」がモットー。冷蔵庫にある食材や調味料を使い、誰でも美味しく簡単に作れるレシピを発信。

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