料理家インフルエンサーのもんきちです。
毎年7月〜9月頃になると、そうめんの食べ方やアレンジレシピを探しはじめるのではないですか?
この夏はぜひ、もんきちレシピを参考にそうめんアレンジを楽しんでください。
そうめんの基本の茹で方や、そうめんが今までよりおいしくなるコツや注意点もお伝えしますよ!
そうめんアレンジの自由度は無限
そうめんをアレンジってどうすればいいの?と悩む人も多いかもしれませんが、自由度は無限です。
- ごはんに合わせるおかずをそうめんに合わせてみる
- うどんやパスタを作る要領でそうめんをアレンジしてみる
- サラダ風にしてみる
- つけつゆにこだわってみる
などさまざまな方法でアレンジできます。
それでは、料理家のもんきちが考案したそうめんアレンジレシピを一挙ご紹介!
ナスとピーマンの焼き浸しそうめん
焼き浸しや揚げ浸しは夏にたくさん作って冷蔵庫で冷やして食べるとおいしいですよね。それをそうめんと合わせるだけの簡単アレンジです。
そうめんと合わせるために作るなら、ピーマンやナスは細切りにすることで麺と絡みやすくなりますよ。
山形のだしそうめん
夏の副菜の代表格『山形のだし』。ごはんにかけて食べても美味しいですが、そうめんにかけて食べるのもおすすめ!
レシピはさまざまありますが、もんきちレシピもぜひ試してみてください。
トマトとツナのさっぱりそうめん
レシピ本に掲載している『トマトとツナのさっぱり和え』をそうめんアレンジしたもの。副菜として食べるおかずを、そのままそうめんとあえるだけでも十分おいしいです。見た目もちょっとイタリアンぽくなっておしゃれな気分も味わえますよね。
ハムときゅうりのサラスパ風そうめん
ハムときゅうりは冷蔵庫にある定番食材かな…と思っているのですが、マヨネーズと和えてサラダ風にしてみました。『サラスパ』と聞くとなんだか懐かしく感じる人もいるのではないでしょうか。
マヨネーズだけでなく、隠し味に少量のにんにくやポン酢などを入れているレシピなので、よかったら参考にしてください。
麻薬卵のタレそうめん
麻薬卵のタレをそうめんにかけるだけ!というシンプルなアレンジ。とはいえ、麻薬卵のタレを作るのに少し調味料が多いので、麻薬卵を作って残ったタレでそうめんにかけて食べる…といった感じでも良いでしょう。
たまごかけそうめん(TKS)
シンプルの極み…というのは過言かもしれませんが、卵かけご飯のそうめんバージョンです。
察しの良い人はお気づきかもしれませんが、卵かけごはんのトッピングもそのままそうめんにも使えます。納豆、ふりかけ、ごま油、海苔…お好みのトッピングでお試しください。
ごま油そうめん
実はこれ、私が小学生の頃に食べて衝撃を受けたそうめんです。父がごま油と醤油をかけて食べていたのを見て真似したら「めちゃくちゃおいしい…!!」となり、今でもたまに作ります。まだ食べたことない人はぜひ一度試してみてください。
自家製鶏出汁がおいしい!鶏ハムそうめん
こちらは鶏ハムをまず作らなくてはいけません。そうめんのために鶏ハムを作るというよりは、鶏ハムを作ったあとのスープを再利用してそうめんを作るといった感じでしょう。
写真は目玉焼きトッピングをしていますが、例えば食べるラー油やごまだれなんかをかけるのもおすすめです。
生ハムと大葉のおしゃれそうめん
生ハム乗せておけばなんかオシャレに見えるよね…という安易な発想ですが、生ハムの塩味がそうめんとばっちり合います。おもてなしの前菜にも使えるので、夏にホームパーティをする人は作ってみてください。
トマトジュースで作るイタリアンそうめん
冷製パスタ風のそうめんアレンジ。トマトソースをいちから作るのはなかなか大変ですので、トマトジュースで代用。イタリアンってこんなに簡単にできるんだということを知ってほしい一品です。
めちゃ簡単!きのことねぎのゆかりそうめん
「めんつゆ+ゆかり」はパスタでもよく使うのですが、そうめんにももちろん合います。きのこやネギもそうめんと一緒に茹でることで、余計な洗い物が増えません。1〜2分で茹で上がるように薄くカットすればナスもおすすめ。豚バラも合いますよ。
冷やし中華ならぬ冷やしそうめん
そうめんを冷やし中華風に仕上げた一品。タレは麻薬卵のタレを使用しています。麻薬卵のタレは本当に万能なので、多めに作っておくことをおすすめします。
そうめんの基本の茹で方やおいしくするコツ・注意点
そうめんの基本の茹で方は以下の手順。
- たっぷりのお湯で茹でる
- 沸騰したら麺を一気にいれる(巻き紙はあらかじめ全部外しておく)
- 麺をいれて再沸騰するまでは強火
- 再沸騰したら中火にする
- 麺がくっつかないよう混ぜながら茹でていく(吹きこぼれ防止にもなる)
- 茹で上がったらすぐ流水で冷やす
- よくもみ洗いする(重要ポイント)
- 氷水で冷やす
- 水気をきってお皿に盛る
普段なにげなく茹でていたそうめんも、分解するとこれだけ工程があります。
①の「たっぷりのお湯で茹でる」については、お湯が少ないと茹でてる間に水分が不足したり、麺同士がくっついてしまうからです。2人前(200g)茹でるなら水1リットルはあった方が良いでしょう。
②の「麺を一気に入れる」は、麺が細く茹で時間が短いため、巻き紙を外しながら入れている間に最初に入れた麺が茹で上がってしまう…ということが起こります。
③については、お湯の中に食材を入れるといったん全体の温度が下がります。そのため再沸騰するのに中火だと弱いので強火がおすすめ。
④の「再沸騰したら中火にする」は、ずっと強火だと吹きこぼれるため、中火に落としてポコポコくらいの火加減にします。パスタやうどんを茹でる時も同じです。
⑤は、麺をいれて放置しているとくっついてしまうので箸で混ぜながら茹でるといいです。そうめんは大体1分半〜2分程度の茹で時間が多いと思うので、目を離すまでもないでしょう。
⑥そうめんの麺は細いため、タイマーが鳴ったらすぐにザルにあけて流水で冷やさないと、どんどん麺に火が入ってしまいます。人によっては、そうめんを茹でる時のタイマーは気持ち短めにしておくと良いかもしれませんね。
⑦についてはこの後解説します。
⑧氷水で冷やしたあとの注意点として、”そのまま氷水につけておかないこと”です。水を張った器にそうめんをいれておくと、どんどん麺が水を吸ってぶよぶよにふやけてしまいます。ガラスボウルに氷水を張ってそうめんを泳がしておくのは見た目も綺麗で涼しげですが、おいしく食べるならしっかり水気を切るのがおすすめです。
⑨も⑧同様で、しっかり水気を切ってお皿に盛ることで、余計な水分を吸いません。ただ、あまりギューっと絞るとパサついてくっついてしまうので、ザルでチャッチャッと水を切る程度で良いでしょう。
そうめんのもみ洗いについて
そうめんを作る工程に「油返し」というものがあり、麺を引き伸ばしていく際にうすく油を塗ります。
食用植物油なのでそのまま食べてももちろん害はありませんので安心してください。ただ、油は酸化しますので、茹でたそうめんをそのまま食べるよりは、もみ洗いすることで油を落とし、より美味しいそうめんを味わうことができます。
ひと手間が大事ですね。
茹でるコツやポイントなどは、動画でも解説していますのでよかったら参考にしてください。
そうめんはつけつゆの変化を楽しむのもおすすめ
ここまでアレンジの紹介をしてきましたが、つけつゆにこだわってみるのも良いでしょう。
Twitterでも紹介したもんきちおすすめのつけつゆレシピがこちら。
そうめんはアレンジするな
— 家族のための男飯🐒もんきち【レシピ本発売中】 (@fujimon_kitchen) July 3, 2023
【家庭で簡単に作れるおいしいつけつゆ】
[材料]
・水 150cc
・味の素ほんだし(今回は焼きあごだしスティック使用) 4g(1/2本)
・みりん 小さじ2
・しょうゆ 小さじ1
小鍋で材料を沸かして冷やすだけ!… pic.twitter.com/ii8To9Baa7
- 水 150cc
- 味の素ほんだし(今回は焼きあごだしスティック使用) 4g(1/2本)
- みりん 小さじ2
- しょうゆ 小さじ1
小鍋で材料を沸かして冷やすだけ!
メーカーによって顆粒だしの味が異なるので、ほかの出汁で作る時は塩分濃度など味見しつつ調整すると良いと思います。
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